院長 南部正樹
- 現在の経歴
- 美容外科形成外科川崎中央クリニック院長就任
- 防衛医科大学校病院 形成外科 技術指導医
- 中央クリニック 技術指導医
- 日本抗加齢医学会専門医
- 資格・所属学会
- 医学博士
- 日本形成外科学会 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会 正会員
多汗症は、手のひら、足の裏、ワキの下、頭部などに日常生活において支障をきたすほど汗が分泌されてしまう症状です。多汗症の原因ははっきりと解明されてはいませんが、精神的、食生活、病気、ホルモンバラン等さまざまな要因により交感神経が正常に働かなくなり、エクリン腺から多量の汗が分泌されます。
日常生活において、ストレスや緊張、不安を感じると交感神経が敏感になり手や足に汗をかくことはありますが、多汗症の場合は、汗のでる量が違います。手のひらの多汗症の場合、手が湿っている程度、見た目で分かる程度の水滴ができて濡れている状態、汗が滴り落ちる程度というように症状にもレベルがあります。
手を動かしただけで汗が飛び散る、書類やノートが濡れてしまい字が書けない、握手をすることができない等、深刻な悩みをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
川崎中央クリニックで行っている多汗症治療は、注射するだけの簡単な治療からRF(高周波)を照射するビューホット治療まで、様々な多汗症治療をご用意しています。
多汗症でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
多汗症には全身に多量の汗をかく全身多汗症と、ある特定の部分だけに多量の汗をかく局所性多汗症があります。全身多汗症は内分泌疾患、神経系疾患などに伴って生じると言われています。バセドウ病、産じゅく期(産後4~5日、女性ホルモン欠乏)、糖尿病(上半身)、低血糖などが原因で発症するとされています。局所性多汗症は、手のひら、足の裏、腋の下など身体の一部のみに多量の汗をかきます。主な原因は、自律神経の乱れや緊張により汗をかくなど精神的ストレスだとされています。
手掌多汗症は、手のひらに多くの汗をかく症状で、多汗症の中でももっとも多く見られる症状です。人と握手ができない、書類やノートがビショビショに濡れてしまい字が書けない、パソコンのキーボードやマウスがべたべたになる、スマートフォンや携帯電話が汗で濡れてしまい壊れる、など日常生活に支障をきたすほど手に汗をかいてしまうことがあります。多くの人は緊張すると手に汗をかくことがありますが、手掌多汗症の場合は、緊張状態になくても常に汗をかいてしまう状態を言います。
足蹠多汗症は、足の裏に多くの汗をかく症状を言います。汗で靴下がぬれたり、汗で滑ってサンダルが履けない、廊下に点々と汗の足跡ができたりするなど、深刻な悩みをもつ方も多くいらっしゃいます。
腋窩多汗症は、ワキの下に多くの汗をかく症状を言います。ワキの下は、体温調整のための発汗もあるため、服がビッショリと染みるほどに大量の発汗があります。ワキの下には、アポクリン腺から出るニオイのもととなる汗がありますが、腋窩多汗症は、臭いを症状とするわきがとは異なります。
顔面多汗症、頭部多汗症、背中多汗症、胸部多汗症、臀部多汗症
多汗症の症状をもとに作成したチェックシートです。
チェック項目が多かった方は、お問合せフォームまたはお電話(0120-190-929)よりお気軽にご相談ください。
多汗症の原因は症状によって異なる場合があります。「全身性多汗症」の場合と「局所性多汗症」の場合の原因についてみていきましょう。
全身性多汗症の原因としては、以下の疾患による症状の一つとして認められることがあります。
運動・気温の上昇・発熱など温熱性による発汗、更年期障害・甲状腺機能亢進症・糖尿病など内分泌・代謝性による発汗、パーキンソン病など神経障害による発汗、向精神薬、睡眠導入薬、非ステロイド抗炎症薬、ステロイド薬など薬の副作用による発汗、結核、敗血症など感染症による発汗、原因不明の原発性の発汗などが考えられます。
局所多汗症は、幼少時~思春期頃に発症し、精神的な緊張やストレスが要因として挙げられる場合が多く、手の平、足の裏、額、ワキ下など体の特定の部位から過剰な発汗を認める疾患です。
局所性多汗症は、緊張、ストレスなど精神性の発汗、辛いものを食べたことによる味覚性の発汗、外傷・腫瘍など神経障害による発汗、皮膚疾患によるものなどが要因によって起こると考えられています。
多汗症の汗はエクリン汗腺から分泌されます。エクリン感染はほぼ全身に分布されており、ヒトの体から出る汗のほとんどがエクリン汗腺から分泌されるのです。この腺から出る汗の成分は、水分99%、塩分1%でできているため、ニオイがなくサラサラしています。
エクリン腺は皮膚の非常に浅い部分に分布しているため今までは手術で完全に取る除くことは困難とされていました。川崎中央クリニックで行っているマイクロニードルドライ治療は、皮膚を切開することなく、表皮層を冷却板で冷やしながら、高周波の照射針をわきの下の皮膚を貫通して汗腺の深さまで刺入して、針先から高周波を照射し、正確に汗腺をターゲットに熱変性させることができるので、他の組織にダメージを与える心配がありません。
詳しくはマイクロニードルドライページをご参照ください。
多汗症は原因が特にない原発性と何らかの感染症や神経障害など原因が突き止められる続発性多汗症(二次性多汗症)に分類されます。続発性多汗症の場合は、原因となる病気を診断、治療する必要があります。原発性多汗症は日常に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態と日本皮膚科学会では定義しています。対人ストレスや精神的に苦痛を感じる機会が多い人が発症しやすい傾向にあると考えられていて社会生活への影響も大きいといえます。
日常生活に支障をきたすほどの大量の発汗を生じる状態が原発性局所多汗症と定義されます。
原因が分からず、過剰な局所性発汗が6ヶ月以上持続していることに加えて、下記の6つの症状のうち2項目以上当てはまる場合は、多汗症と診断されます。
下記の6つの症状のうち2項目以上当てはまる場合は、多汗症と診断されます。
また、自覚症状によって重症度が4つに分類されます。(3)と(4)の自覚症状がある場合は、重症多汗症の診断になります。
今まで多汗症を完治する治療法は「手術」が主流であり、メスを使用する手術は「傷跡が残る」「術後皮膚に違和感を感じる」「長期間のダウンタイムがある」「代償性発汗がある」などといった問題点がいくつかあります。一方、メスを使わない治療法である「注射による治療」などは、手術の危険性から利用を考えている方は少なくありません。ただ、定期的に施術を受ける必要があり、経済的に負担が重く、完治は望みにくいと言われております。そういった事から、切開を必要としない新しい治療法が世界各国で研究されておりますが、多汗症で悩んでいる方に満足をいただける施術が存在しないのが実情です。 そこで当院では、これまでの問題点を改善したRF波を用いた「ビューホット」治療を多汗症の治療として導入しました。「ビューホット」は、従来の手術のように切開をする必要はありません。また「注射による治療」のように長期通院の必要がなく、画期的な治療法となっております。
リスクが少なく高効率の多汗症治療美容外科形成外科川崎中央クリニックでは、「マイクロニードルドライ」(RF波でエクリン腺を破壊する)という新しい手汗治療、足汗治療法を行っています。今までESTの手術のリスクである代償性発汗の心配もなく、施術の回復も早い画期的な治療法です。
多汗症治療は全身どの部位でも治療可能です。
手、足、ワキ以外に、臀部(おしり)、額、前頭部(生え際)、頭部全体、鼻、鼻下、頬、口の下、顔全体、胸、胸の中央部のみ、背中、腰、デリケートゾーンなどの部位をビューホットで治療を行っています。
多汗症でお悩みの方は、当院にお気軽にご相談ください。
マイクロニードルドライ治療については 詳しくはこちら→
治療方法 | ||
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両ワキ | 330,000円 | 330,000円 |
チチガ (乳輪ワキガ) |
165,000円 | 165,000円 |
すそわきが | 385,000円☆ | 385,000円☆ |
耳裏 (両側) |
165,000円 | - |
※表示価格は全て税込価格です。
※他の部位はご相談ください。
※マスク麻酔(眠る麻酔):33,000円(税込)
※当院は自由診療のクリニックです。
※保険診療は行っておりません。
※初診料・診察料、お薬代は別途かかりません。
院長 南部正樹
川崎駅東口・京急川崎駅中央口 徒歩1分
1階、ファミリーマートを正面にみて左側にある入口からエレベーターで5階までお越しください。