多汗症は、手のひら、足の裏、ワキの下、頭部などに日常生活において支障をきたすほど汗が分泌されてしまう症状です。多汗症の原因ははっきりと解明されてはいませんが、精神的、食生活、病気、ホルモンバラン等さまざまな要因により交感神経が正常に働かなくなり、エクリン腺から多量の汗が分泌されます。
日常生活において、ストレスや緊張、不安を感じると交感神経が敏感になり手や足に汗をかくことはありますが、多汗症の場合は、汗のでる量が違います。手のひらの多汗症の場合、手が湿っている程度、見た目で分かる程度の水滴ができて濡れている状態、汗が滴り落ちる程度というように症状にもレベルがあります。
手を動かしただけで汗が飛び散る、書類やノートが濡れてしまい字が書けない、握手をすることができない等、深刻な悩みをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
川崎中央クリニックで行っている多汗症治療は、注射するだけの簡単な治療からRF(高周波)を照射するビューホット治療まで、様々な多汗症治療をご用意しています。
多汗症でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
多汗症の原因は、交感神経の機能亢進の状態が続くことで汗を分泌する腺が活性化されることにより多量の汗が分泌されるというものです。精神的刺激や緊張がそれほど強くなくても、大量の汗をかくのが手のひらという場合多汗症の可能性が高いです。具体的な症状として、テスト中に答案用紙が汗で破れ、鉛筆書きができなくなるということも起こり学業にも支障がでます。また、鉄棒や球技などの競技を行うことが難しくなります。
握手やパソコンのキーボードの扱いなど日常生活の多岐に渡り不便が生じます。
手汗や顔面、頭部、脇の下、足裏の汗は、自律神経の一つである交感神経の活動によって発生します。
発汗の中心的な役割をはたす交感神経節の機能も解明されてきています。顔面・頭部の汗は頚部から第三肋骨までの交感神経節が関係しております。
手汗は主に頚部から第六肋骨まで、脇の下は第三から第八肋骨まで、足裏は腰部交感神経節とそれぞれ関連する神経節の領域が異なります。手汗(局所多汗症)は頚部から第六肋骨までの胸部交感神経節の働きが通常より強いため、手汗が多くなると考えられます。よって、交感神経節の活動を抑える作用を加えるとその領域の発汗が減少します。
また、原因となるエクリン腺は、ほぼ全身に存在しており、体温調節などの役目があります。この腺から出る汗の成分は、水分99%、塩分1%でできているため、ニオイがなくサラサラしています。
エクリン腺は皮膚の非常に浅い部分に分布しているため今までは手術で完全に取る除くことは困難とされていました。川崎中央クリニックで行っているビューホット治療は、皮膚を切開することなく、表皮層を冷却板で冷やしながら、高周波の照射針をわきの下の皮膚を貫通して汗腺の深さまで刺入して、針先から高周波を照射し、正確に汗腺をターゲットに熱変性させることができるので、他の組織にダメージを与える心配がありません。
詳しくはビューホットページをご参照ください。
多汗症には全身に多量の汗をかく全身多汗症と、ある特定の部分だけに多量の汗をかく局所性多汗症があります。全身多汗症は内分泌疾患、神経系疾患などに伴って生じると言われています。バセドウ病、産じゅく期(産後4~5日、女性ホルモン欠乏)、糖尿病(上半身)、低血糖などが原因で発症するとされています。局所性多汗症は、手のひら、足の裏、腋の下など身体の一部のみに多量の汗をかきます。主な原因は、自律神経の乱れや緊張により汗をかくなど精神的ストレスだとされています。
手掌多汗症は、手のひらに多くの汗をかく症状で、多汗症の中でももっとも多く見られる症状です。人と握手ができない、書類やノートがビショビショに濡れてしまい字が書けない、パソコンのキーボードやマウスがべたべたになる、スマートフォンや携帯電話が汗で濡れてしまい壊れる、など日常生活に支障をきたすほど手に汗をかいてしまうことがあります。多くの人は緊張すると手に汗をかくことがありますが、手掌多汗症の場合は、緊張状態になくても常に汗をかいてしまう状態を言います。
足蹠多汗症は、足の裏に多くの汗をかく症状を言います。汗で靴下がぬれたり、汗で滑ってサンダルが履けない、廊下に点々と汗の足跡ができたりするなど、深刻な悩みをもつ方も多くいらっしゃいます。
腋窩多汗症は、ワキの下に多くの汗をかく症状を言います。ワキの下は、体温調整のための発汗もあるため、服がビッショリと染みるほどに大量の発汗があります。ワキの下には、アポクリン腺から出るニオイのもととなる汗がありますが、腋窩多汗症は、臭いを症状とするわきがとは異なります。
顔面多汗症、頭部多汗症、背中多汗症、胸部多汗症、臀部多汗症
多汗症の症状をもとに作成したチェックシートです。
チェック項目が多かった方は、お問合せフォームまたはお電話(0120-190-929)よりお気軽にご相談ください。
今まで多汗症を完治する治療法は「手術」が主流であり、メスを使用する手術は「傷跡が残る」「術後皮膚に違和感を感じる」「長期間のダウンタイムがある」「代償性発汗がある」などといった問題点がいくつかあります。一方、メスを使わない治療法である「注射による治療」などは、手術の危険性から利用を考えている方は少なくありません。ただ、定期的に施術を受ける必要があり、経済的に負担が重く、完治は望みにくいと言われております。そういった事から、切開を必要としない新しい治療法が世界各国で研究されておりますが、多汗症で悩んでいる方に満足をいただける施術が存在しないのが実情です。 そこで当院では、これまでの問題点を改善したRF波を用いた「ビューホット」治療を多汗症の治療として導入しました。「ビューホット」は、従来の手術のように切開をする必要はありません。また「注射による治療」のように長期通院の必要がなく、画期的な治療法となっております。
リスクが少なく高効率の多汗症治療美容外科形成外科川崎中央クリニックでは、「マイクロニードルドライ」(RF波でエクリン腺を破壊する)という新しい手汗治療、足汗治療法を行っています。今までESTの手術のリスクである代償性発汗の心配もなく、施術の回復も早い画期的な治療法です。
多汗症治療は全身どの部位でも治療可能です。
手、足、ワキ以外に、臀部(おしり)、額、前頭部(生え際)、頭部全体、鼻、鼻下、頬、口の下、顔全体、胸、胸の中央部のみ、背中、腰、デリケートゾーンなどの部位をビューホットで治療を行っています。
多汗症でお悩みの方は、当院にお気軽にご相談ください。
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わきが治療の基礎知識