8このページは、JR川崎駅東口・京急川崎駅中央口徒歩1分の川崎中央クリニックの治療項目の中でわきが・多汗症というニオイや汗の悩みに関する記事を掲載しています。
当院では、皮膚を切らないわきが・多汗症の治療【ペアドライ】を推奨しています。 わきが【すそわきが、ちちが】、多汗症【脇、手、足、全身】あらゆる部位に対応可能です。
体臭が発せられるのは身体が不潔な状態にあるから、と入浴時にたっぷりとボディーソープなどの洗浄剤を使って体を洗う方が多いのではないでしょうか。
特にキレイ好きの人からしてみたら当たり前のこと。生活習慣の一部となっていて、ゴシゴシ洗わないと気が済まないなんて方も。ですが、実は体を念入りに洗えば洗うほど体臭がキツくなるって知っていましたか?今回は体臭を気にする人がついやってしまう、「洗いすぎ」のデメリットを紹介いたします。
表皮ブドウ球菌
体臭の原因は皮膚に棲みつく「細菌」です。細菌によって人間の体臭はいい香りにも悪臭にもなります。いい香りと呼ばれる体には「表皮ブドウ球菌」と呼ばれる常在菌が多く存在することがわかっています。皮膚を弱酸性に保つ役割をしていて、肌の乾燥や臭いを防止してくれます。この菌を沢山持っていることが健康な皮膚・いい匂いの条件です。
しかし、この表皮ブドウ球菌はシャワーや入浴で皮膚に存在する80%が洗い流されてしまいます。10%ほど残っているならば24時間かけて100%に戻すことができるのですが、ゴシゴシと体を洗うと80%どころではなく、99%も落ちてしまうのです。皮膚に表皮ブドウ球菌が少ない状態だと黄色ブドウ球菌などの悪臭を放つ細菌が増殖、この状態で汗をかくと体臭が強くなります。
推奨される洗浄剤
体臭を管理するならば使用する洗浄剤にも注意が必要です。オススメの洗浄剤は重曹石鹸とミョウバン石鹸の2つ。重曹石鹸は少量で泡立ちが良いのが特徴で、消臭効果のある重曹も配合されているので体臭予防にはうってつけ。しかし、アルカリ性が強く、肌の弱酸性が打ち消されてしまい、表皮ブドウ球菌が回復しにくくなります。
そのため、ミョウバン石鹸を重曹石鹸の後に使うと良いでしょう。ミョウバン石鹸は酸性なので、重曹石鹸によって打ち消された酸性を取り戻す時に有効です。これは臭いが気になる部位にピンポイントで使うことをオススメします。これらの洗浄剤でなければいけないというわけではありませんが、体臭を効率よく抑えることができるので、体臭でひどく悩んでいる方は使用を検討してみて下さい。
体の洗い方
洗浄剤も大切ですが、洗い方は特に重要です。スポンジは細菌が繁殖しやすい環境となりうるので皮膚に悪影響ですし、ナイロンタオルは刺激が強すぎます。基本的に顔と同様で体も手洗いしましょう。
洗浄剤は泡が命。 直接皮膚に洗浄剤を塗布すると皮膚膜が失われ、炎症を起こしやすくなってしまいます。しっかりと泡立てて、素手で洗って下さい。多少こするだけでも汚れは十分落ちます。 撫でるような感覚で洗うと良いでしょう。重曹石鹸を用いる場合は肌に乗せて洗い流す程度でも十分な効果が得られますよ。今までナイロンタオルなどで洗っていた方には刺激が非常に弱く、洗えているのか不安になるかもしれません。
しかし、継続して行うことで体臭にも肌にも良い変化がみられるはずですよ。 川崎中央クリニックのワキガ多汗症治療については、以下のようなページを参考にしてください。