香水での体臭カバーは身だしなみのひとつ
いくら身だしなみに気をつけていても体臭は目に見えません。体臭や口臭は自分では気づきにくいところでもあるので、どのようにコントロールしていいのかわからないことが多いです。
体臭カバーに香水を使うという手があります。使い慣れていないことから抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、欧米では男性も香水の付け方を知り、使いこなしています。
体臭によって他人に不快な思いをさせるくらいなら香水を上手に使って体臭カバーし、身だしなみに気を使っていると思ってもらったほうが良いのではないでしょうか。
香水の種類
香水とひとことで言っても濃度の違いによって種類があります。また種類によって付け方も変わってきます。体臭カバーのために、まずは香水の種類から学んでいきましょう。
◆バルファン(perfum)
濃度:15~25%
持続時間:5~7時間
◆オードパルファ(Eau de Parfum)
濃度:10~15%
持続時間:4~6時間
◆オードトワレ(Eau de Toilette)
濃度:5~10%
持続時間:3~4時間
◆オーデコロン(Eau de Cologne)
濃度:3~5%
持続時間:1~2時間
香水の付け方
香水の付け方体臭カバーの香水は濃い方がいいというわけでもありませんし、たっぷり使えばいいということでもありません。香水にはそれに合った付け方があります。
パルファンは点、オードパルファンとオードトワレは線、オーデコロンは面で、というのが基本的な付け方です。濃度が濃いものほど小さく使います。
l アトマイザー:素肌に2~3か所、20センチほど離してスプレーします。空中にスプレーしてその下をくぐる方法もあります。
l タッチアップ:指で身体の6~7か所に塗る付け方です。肌がしめるていどで充分です。香水の濃度によって付け方は変わります。
香水を付ける場所
体臭カバーのためなので、付ける場所は心得ておきましょう。 基本的には太い血管の通っているところ、体温が高いところに付けます。
ただし、脇の下や鼠径部、心臓など体温が高過ぎる場所は香水の香りが変質してしまうのでおすすめできません。 また香りの強いものは下半身に、弱いものは上半身に付けるのがいいとされています。
耳のうしろ
体温が高く、日光に当たりにくいため、体臭カバーの香水をつける場所としては効果的です。
うなじ
香りはよく出ますが、髪の短い人は紫外線に当たってしまうことがあるので要注意です。
ひじの内側
体温が高く、静脈が体表に近いのでよく香ります。
手首
静脈がありよく香る部位です。動きがある場所でもあり、香りを振りまくことができます。
腰
背中や横に付けます。香りがほのかになるので、食事の席等の場合はここから下に付けましょう。
内もも
体温は高いのですが鼻からの距離があるので香りは弱めになります。
ひざの裏側
静脈がある部分です。脈打つたびにほのかに香ります。
アキレス腱
歩くたびに香り、そんなに強くも香らないので便利に使える部分です。
体臭カバーのために注意すべき付け方
香水を付けるのは体臭カバーのためです。周囲の人を不快に思わせないために香水を付けるのです。 匂いが嫌いな人もいますし、香水を付けるには不向きな場所や立場もあります。
接客業の人は香水を付けませんし、葬式なども香水を付けていくのには憚られる場所です。 ちゃんとした食事の席で香水の匂いをプンプンさせているのも格好悪い振る舞いです。 周囲の人を不快に感じさせたら体臭カバーの目的が果たせません。TPOをわきまえた付け方をしましょう。
参考
上手に香水で体臭をカバーする方(UKENKO)
体臭よりはイイ香り!? 「男の香水」どう思う? – Ameba News [アメーバニュース]
川崎中央クリニックのワキガ多汗症治療については、以下のようなページを参考にしてください。