枕から父親の臭いがしたら「加齢臭」の始まりです。 加齢臭というものは自分では気付きにくいものですが、知らないうちに他人に迷惑をかけていることもありうるので気を付けてください。
また、加齢臭とは異なり、30代から発生すると言われている「ミドル脂臭」も周囲の人たちを不快にさせる元凶となるので注意が必要です。 加齢臭とミドル脂臭は特に「耳の後ろ」「頭」「首の後ろ」から発生しやすいので、原因を知ってしっかりと対策しましょう。
加齢臭とミドル脂臭の原因
ロウソク・青臭いチーズのような臭いがする加齢臭の主な原因物質は「ノネナール」です。
脂肪酸と過酸化脂質が結合することで発生するノネナール。 歳をとるごとに体の酸化に対する抑制力が低下してしまい、脂肪酸・過酸化脂質の2つの成分が増加し、加齢臭が強まってしまうのです。
脂っぽい、腐ったような臭いを発するミドル脂臭の原因は「ジアセチル」という物質です。 汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌が分解することでジアセチルが発生します。 このジアセチルは男性よりも女性が強く認識する臭いで、女性から支持されない方は、ミドル脂臭が強いのかもしれませんよ。
加齢臭が臭う場所
耳の後ろ・頭が特に加齢臭が出やすい場所だと言えます。
加齢臭は皮脂の分泌が活発な場所に発生しやすいのですが、耳の後ろは温度が高く、皮脂の分泌が活発かつ皮脂腺も豊富にあります。
加齢臭は基本的にどこからでも臭いを発する可能性がありますが、耳の後ろというものはついつい洗うのを忘れてしまうものなので、臭いが強くなってしまうことが多いのです。
ミドル脂臭が臭う場所
ミドル脂臭の発生しやすいポイントは、後頭部と首の後ろ。 しかし、この部分をしっかりと洗っている方が少ないのが現状です。
ある調査で、頭のてっぺんを意識して洗っている30代の男性は64.6%いるのに対して、後頭部から首にかけて洗う際に意識している方は38.1%しかいなかったのです。 つまり、この部分をしっかりと洗えていない方が多いので、ミドル脂臭を発生させやすくなっているのです。
「臭いが発生するポイントをしっかりと洗う」
これだけでだいぶ臭いの発生を抑えることができます。ですから、耳の後ろ・頭・首の後ろをしっかりと洗いましょう。 もちろん、さらなる効果を求めるならば、生活習慣から見直してくださいね。
川崎中央クリニックのワキガ多汗症治療については、以下のようなページを参考にしてください。