• 無料メール相談カウンセリング
  • 電話をする
  1. TOP > 
  2. ブログ > 
  3. 汗の基本知識 > 
  4. それってほんと?汗かきは代謝が良い証拠

それってほんと?汗かきは代謝が良い証拠

「私は汗かきだから代謝がいい」という言葉を聞いたことはありませんか?いつからか「汗をかくと代謝がよくなる」、「汗をかくと脂肪が燃焼される」といったイメージが広まるようになりましたが、これは必ずしも正しいとは言えません。


発汗と代謝は健康を考える上で、どちらも重要な身体機能なので、それぞれのメカニズムを正しく理解することはとても大切なことです。ここでは、発汗と代謝についてご説明していきたいと思います。



代謝と発汗、それぞれの役割とは?

人は食事から栄養素を吸収し、体内でエネルギーに変え、活動することでエネルギーを消費します。このエネルギーの吸収から消費までのサイクルが代謝です。


歩くなどの身体を動かすことはもちろん、呼吸や内蔵の活動においても代謝によるエネルギーを消費して行なわれています。


代謝が良いとは、このエネルギーの消費活動が活発に行なわれていることを指します。そのため、代謝が良いと食事で吸収したエネルギーを溜めずに消費するので、太りにくい身体であると言えます。


一方、発汗は、気温の上昇や運動によって上昇した体温を、適切な体温まで下げるために、汗と共に熱を逃がす体温調節が本来の機能です。汗をかくこと自体にもエネルギーは消費されますが、その量はごくわずかで直接代謝の促進につながるとは言えません。



良い汗と悪い汗

発汗そのものが代謝につながるわけではありませんが、発汗を促す行動は、代謝の促進につながります。これの最たるものが運動でしょう。運動することで代謝量が増え、同時に体温も上がるため発汗も促されます。


また、運動による発汗は体温調節だけでなく、体内の老廃物の排出や血行促進などの効果も得られます。この老廃物の排出や血行促進の効果により身体が活性化されるため、結果、代謝の促進への効果が期待できます。


このように運動でかく汗は代謝につながる「良い汗」と言えます。また、サウナによる発汗も運動程の代謝は行なわれないものの、老廃物の排出や血行促進の効果は期待できます。これを見ると「汗をかくと代謝がよくなる」という言葉は間違いではないでしょう。


しかし、運動をしていないのに大量の汗をかいたり、気温がそれほど高くない環境でも汗をかくような人は要注意。運動を伴わないので、当然代謝は行なわれません。


また、このような汗をかく人は汗を排出する汗腺の機能が低下しており、老廃物の排出も行なわれず、血行の促進にもつながりません。


多くの時間を空調の効いた部屋で過ごし、慢性的な運動不足の生活を送る人が増えている現代では、このような「悪い汗」をかく汗かきの人が非常に多くなっています。


このような場合では、「汗かきだから代謝がいい」という言葉は当てはまりません。さらに何らかの身体の疾患が原因で汗をかいている可能性もあります。


このような悪い汗を過剰にかいている人は、代謝がいいから、と放置せず、専門医に相談して汗かきを改善することが必要になります。


無料メール相談 無料カウンセリングの予約

PAGETOP

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

院長 南部 正樹

院長 南部 正樹
  • 医学博士
    日本形成外科学会
    日本形成外科学会専門医
  • 防衛医科大学校病院 形成外科
    技術指導医
  • 中央クリニック技術指導医

院長の詳しい紹介はこちら

  • ウルセラドライ療法開発者の紹介
  • わきが・多汗症治療の治療実績はこちら
  • わきが・多汗症セルフチェック
  • 未成年の方へ 同意書はこちら
  • ニオイの豆知識 わきが・多汗症に関する情報満載!
  • わきが・多汗症コラム
アクセス

神奈川県川崎市川崎区駅前本町
10-5 クリエ川崎 5階
(川崎駅東口・京急川崎駅中央口 徒歩1分!)

GoogleMapで地図を見る

PAGETOP