実は多い!女性のワキガ
- なかなか人には相談しにくい「臭い」のこと・・・
中でも深刻なのはワキガの悩みです。
意外にもワキガの悩みを抱えているのは、男性よりも女性の方が多いってご存知ですか?
実際に存在するワキガの患者数も、
男性が4割、女性6割という比率だと言われています。
女性の方が「臭い」に対して敏感で、さらに改善や治療に対して前向きであることが、実際のクリニックの通院や、デオドラント商品の購入に結びつくのかもしれません・・・
しかし、女性の方にワキガ体質の人が多いのには、ちゃんとした医学的根拠があるのです。
女性がワキガになりやすいのはなぜ?
男性に比べて女性の方がワキガ体質になりやすいのは、以下の理由が考えられます。
- ① 女性の方がアポクリン汗腺の数が多い
人間には2種類の汗が存在します。
エクリン汗腺からの汗とアポクリン汗腺からの汗です。
エクリン汗腺は体温の調節をする役目があり、汗の成分の99%は水分なので、臭いはほとんどありません。
そして、ワキガと密接な関係にあるのがアポクリン汗腺。
アポクリン汗腺から分泌される汗には、タンパク質、アンモニア、脂質を始めとして沢山の「臭い」に発展する物質が多く含まれているのです。
つまり「アポクリン汗腺の数が多い人がワキガ体質である」ということになります。
そして、女性は男性に比べると、アポクリン汗腺の数が多い傾向にあります。アポクリン汗腺の数が多い=ワキガ発症の確率が高いということになるのです。
- ② 女性は皮下脂肪が多い
女性は男性と比較すると、圧倒的に皮下脂肪が多くあり、皮脂腺から分泌される皮脂の量も女性の方が多いとされています。
皮脂は「臭い」を発生する原因のひとつです。
さらに、甘いものが好きな女性だと、血中脂質が高い傾向にあり、その結果、皮脂腺からの皮脂の分泌量が人より多くなってしまうこともあります。
そういった側面からもワキガ発症のリスクは女性の方が高いと言えるのです。
③ ホルモンバランスの乱れが汗腺に影響を及ぼす
女性ホルモンの1つである「エストロゲン」は、30代後半から40代を迎えると急速に減少していきます。
するとエストロゲンが減少しているにも関わらず、エストロゲンを分泌しようとしてしまう「ホルモンの分泌異常」が起きてしまいます。
これがいわゆる更年期にみられる「ホルモンバランスの乱れ」です。
- 「ホルモンバランスの乱れ」は汗腺の働きに直接影響を及ぼします。
更年期障害の症状に代表される「多汗症」や「ホットフラッシュ」などの発汗異常は「ホルモンバランスの乱れ」が原因で起こる症状です。
そして、発汗の量が増えることをきっかけに、アポクリン汗腺も刺激され活発化し、ワキガを発症したり、これまで軽度のワキガだった方が悪化するという現象が起きるのです。
汗の悩みや、臭いの悩みとは無縁だった女性も、更年期を迎えたら注意が必要です。
(排卵日前後になるとワキガの臭いが強まる方がいますが、それもホルモンバランス乱れが影響しています。)
このように女性は様々な理由から、男性よりもワキガを発症しやすい傾向にあるのです。
医療機関だからできる女性のワキガ治療
ワキガ臭対策は様々ありますが、根本的な改善を望まれる方はぜひ専門の医療機関へご相談ください。
川崎中央クリニックでは、患者様の状態に合わせた治療プランをご用意しています。
- 【ウルセラドライ】
- ニオイのお悩みをもった方におすすめの「メスを使わない、切らない治療」。
高密度焦点式超音波によるワキガ治療です。
詳しくはこちら→ - 【マイクロニードルドライ】
- 汗が気になる方の「切らない多汗症治療」。
RF(高周波)による治療法です。
詳しくはこちら→ - 【ペアドライ】
- 汗もニオイも気になる方へおすすめの治療法。
ペアドライは女性ならではのお悩み「すそわきが(デリケートゾンのワキガ)」「チチガ(乳輪ワキガ)」にも対応できる治療法です。
詳しくはこちら→ - 【発汗抑制注射】
- 気になる部位に発汗を抑制する製剤を注射する治療法です。
詳しくはこちら→ - 【剪除法】
- わきのシワに沿って3㎝ほど切開し、アポクリン腺を切除する手術です。
詳しくはこちら→
なかなか人には相談しづらい女性のワキガや汗のお悩み。
当院では専門のカウンセラーが親切丁寧にご相談に応じます。
ぜひお気軽にご連絡、ご相談ください!