家族や恋人がわきがだと気づいてしまったとき、あなたならどうしますか? 相手のために教えてあげたいところですが、その際どう伝えたら良いのか迷ってしまいますね。そこで今回は、相手を傷つけずにわきがであることを伝える方法を紹介します。
まずは本人に自覚があるかどうか確認する
本人にわきがであることを伝えるためには、まず本人に自覚があるのかどうかを確認しなければいけません。もともと嗅覚は人の五感の中でも順応しやすい器官なので、特に自分の臭いには鈍感になりがちです。本人が自分の臭いについて自覚しているかどうかによって、その後にとるべき対応は異なってきます。
ただし臭いの問題はデリケートなので、確認をする際は「自分がわきがだってことに気がついてる?」とデリカシーのない聞き方をするのはNGです。間接的にかつ自然な流れで確認しましょう。具体的な例は以下のとおりです。
わきがに関する情報を伝えてみる
「わきがの人は耳垢が湿っているらしいんだよ。気になるよね」といったように、わきがに関する情報を伝えてみます。もし自覚があれば「うん、そうなんだよね。実は自分も……」とわきがであることを切り出してくれるかもしれません。
臭いに関する悩みを打ち明けてみる
「暑い時期になると自分の臭いが気になって、汗ふきシートと制汗剤が欠かせないんだよね」と、自分も臭いについて悩んでいると打ち明けてみましょう。「自分もなんだよね」と返事をする場合は自覚があり、「別に気にならない」と返事をするなら自覚がない可能性が高いです。
わきがについて自覚があった場合の接し方
本人がわきがであることを自覚している場合、「一緒に改善していこう」という姿勢をみせてあげましょう。相手のことを突き放すことなく、ともに治していこうという意思を伝えてみてください。
たとえば、わきがの対策方法を調べて教えるなど、親身になってアドバイスをしましょう。また「私も臭いをすごく気にしているんだけど、このクリーム良かったよ! 良かったら使ってみる?」と同じ立場で話すことで共感を呼ぶ方法もあります。
わきがを自覚しているケースでは、誰にも相談できず悩んでいるケースが多いと言えます。大切な人に打ち明けることで本人の気も楽になりやすいので、相手を支えてあげるつもりでしっかりと受け止めてあげましょう。
わきがについて自覚がなかった場合の伝え方
本人がわきがであることを自覚していない場合、臭い対策をしていないことが多いので、放っておくと周りの人から敬遠されたり、傷つくような言葉を投げかけられたりするかもしれません。大切な人が傷つくことがないように、自分から伝えてあげましょう。
本人に伝える際は、「実はわきの臭い対策をしてるんだけど、一緒にやってみない?」と聞いてみたり、デオドラントスプレーや消臭クリームをプレゼントしたりする方法があります。
しかし、あまりにも遠回しに伝えるだけでは、本人にわきがであることを自覚してもらえないこともあるので、その場合は直接的に伝えてあげるのが本人のためかもしれません。
その際に大切なのは、一緒に改善策や対策を真剣に考えることです。本人を拒絶したり否定したりする意図はなく、応援する気持ちがあるということを伝えてあげてください。
大切な人にわきがであることをどう伝えたら良いのか悩んでいる人は多いはずです。きちんと伝えて一緒に改善していくことで、お互いの絆が深まったという人も少なくありません。本人にわきがであることを上手に伝えて、一緒に対策をしていきましょう。